カウンター
[PR] ポイントサイト
ほっつき横丁.com/旅行編

水円さん

さて  落ち着く暇もなく夜の祇園に繰り出しますかね
先程の一本橋の辺り  知恩院の古門にぶつかった場所に
白川の川底に突き出すように川床のようなテラスが設けられている

よく 火サスのロケなどに使われる場所らしいよ
バス通りを南下すると  八坂神社がある
あれ?   花見小路を通ろうと思ってたけど来すぎたようだ
フラフラと迷いながら歩いていると あらっ 着いてしまった今夜の食事処

オープン2年目の人気のある  正統派割烹料理屋 水円さん
あまり入り難い佇まいですが
堅苦しくなくジーンズでも構わないとの事
自らでは初の割烹にチョイと緊張気味
予約をしていたので何も言わず出て来る


小豆ゆ

ちょいと歯ごたえを残した小豆
微かに香り移りしている湯は人肌
ん?  どうなんだろう  ある意味この先が楽しみ


唐墨 飯蒸し

グラスビールを頼むと  先付けも通された
なんだかな〜  包みはおみやか?
解いてみると  ごはんの上に唐墨がのってる
ご飯って最初に出てくるものだっけか?

しかも 申し訳ないほどの一口サイズだ
唐墨って初めて食べたような気がする…実に旨い!!
釣りをするとき非常に邪魔なあのボラのたまごだよね
ますますビールが旨いじゃないか〜
ご飯が欲しくなる珍味だよね
そしてご飯が唐墨を温める機能を兼ね備えた一品でした


お造り

イカは短冊に切っており  歯応えがあって美味しい
産地と鮮度も大切ですが  切り方一つで美味しさが変わるのも
料理屋の腕ひとつですね
はまちは脂がのってます
鮪は赤身のさしの入り方が違う  3枚の切り身がとても印象的
同じ鮪でも  赤身の多い方から戴くとより美味しさが分かりますね


蕪蒸し

すりおろしたかぶと卵白の蒸し
銀杏とひじきが入ってます>
白身の魚は鰆だそうです
だいたい鯛が使われる事が多いようですが
鰆は字のごとく春の魚
もしかすると一足早い寒鰆でしょうか?
とろみのお出しが上品です


雲子のすり流し

くもことは鱈の白子の事をいうのだそうです
白子を裏ごしして何かと合わせているのでしょうか
白子といえば濃厚ですが
淡白すぎて絹豆腐でも食べているかのようでした


むつ西京漬け

高級魚の上に西京焼きと来たもんだ
脂がのってて  すこぶる旨いに決まってる>
子供の頃  3時のおやつに銀鱈が定番だった俺が言うのだから
もっと旨いに決まってる
上さんが選んだのをつまみ食い
ん!!  柔らかい身で脂が旨い
そして付け合わせのミョウガもいい


鰤大根ステーキ

上さんが先にむつを選んだ事もあり
二度美味しい作戦だ
寒ブリは12月からだけど  それに近い味わいだろう
ハマチの出世魚だから  これまた旨いに決まってる
家で食べるのと  どんな違いで出てくるんだろう
鰤メインで来たよ   しかもレアだよ
ポロポロせずに弾力のある食べ応え
水菜と一緒に  そして粒山椒のピリ辛が引き立つ
八角の器もいいね


さっ  ここで梅酒ロックに口直し



おしのぎ

えのき茸となめこの入ったそうめん
だしでほんわか優しい味付け
割烹では  途中の腹しのぎする為のものらしく
店によっては  ご飯や麺類が出るんだとか


盛り合せ

いろいろ一皿に盛られています
助子(たらこ)のだしで煮通ししたもの
白和えは蓮根とか豆とか他具材がよく分りませんでした
あん肝にスモークサーモンにさつまいものレモン煮
クラゲとモズク酢
この時思いました
さっきのおしのぎいらねぇ   腹くっつい


止椀

お茶漬けを戴きます
少量のご飯の上に数の子と魚のペーストが乗って
お出汁をかけて頂きました
魚の種類は分かりませんが  身というより肝が混ざっているようです
出汁の味が濃ければ生臭さも緩和されたのでしょうが
この味はちょっといただけませんね〜
漬物でごまかして食べましたよ


菓子

黒糖餅とお抹茶です
なんか  京都らしい甘味でホッとします


ゆったりとした2時間のひと時
高級食材と匠な料理を堪能
美味しかったよりも
普段と違う感じで楽しかったかな〜
ごちそうさまでした



前 / 築100年になる長屋に戻る   次 / ぴったんこカンカンに進む