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ほっつき横丁.com/トレッキング/残雪の八甲田山ハイクと五湯めぐり/トレースを頼りに

残雪の八甲田山ハイクと五湯めぐり/トレースを頼りに

酸ヶ湯公共駐車場に着いた
ここから準備を始める

地図は万が一のエスケイプも考え登山ルートを大きく取得していた
ここから八甲田大岳を目指すルートで時間の許す限り歩いてみます
2Mの雪壁を登り鳥居が登山口の目印

後ろを振り返りiPhoneで駐車場を撮ると一眼カメラを忘れた事に気づく
車まで戻るのは目と鼻の先だが 早る気持ちでどうでもよくなった
ちょうど先をゆく小柄なおじさんが居たので後をついて行く事にする
ちょっと見えた夏道は雪解け水でビシャビシャだ
雪質はシャーベット状 一歩一歩ズリっと滑り歩きにくいが小幅で進む
開けた場所に出た 小柄なおじさんはもう見当たらない

歩き始めってシンドイんだよねー
GPSを見ると登山道を歩いている とにかく真っ直ぐだから心配はいらない
上さんがアレ何? と木の上を指す

登山ルートの看板だよ というと安心したようだ
上さんは方向音痴だから 今度から山GPSアプリを持たせよう
下山の家族がいる 小学生くらいの子とお父さんお母さんだ
お父さんのバックパックは80Lはあろうかデカい
山小屋一泊して来たのかなー 楽しそー
下にあったブナは葉を広げていたのに
ちょっと登っただけで芽吹き始めたばかりの
ブナの鮮やかな芽鱗がチラホラと落ちている
空の雲の流れが強風な事を示しています

ここは穏やか 残雪で冷やっとするはずなのに
風のない快晴で 歩いていると汗ばんできます
登山開始から50分 ブナからオオシラビソに周りの樹木が様変わりしてきました

青森に来たらオオシラビソじゃなくって
同じ木だけど アオモリトドマツになるんだよね
上さんがこの雪に刺さっている竹竿は何? というので
冬山登山のルート案内だと教えた
自分も実際に見るのは初めて
いくら何でも もう雪は降らないだろうからトレースが見えなくなり
竹竿のお世話になる事はないだろうがね
木々縫うような登り 開けた所から頂が見えた

AR山1000アプリから撮ったけど
八甲田大岳と高田大岳の位置は違うと思う
時折 硫黄の臭いがする
近くに硫黄岳という山があるから そこからでも漂ってくるのだろうか
息合わせに立ち止まり後ろを向くと見える山

分からないが昨日入った猿倉温泉の方の駒ヶ峯辺りだろうか
上さんが1本の樹の下で立ち止まっていた 何か見つけたな

戻ってみると風によって木幹どおしが擦れるような高い音がしている
鳥のようだ 姿は見えないがいつまでも鳴いていた
根開きの中に枝が刺さっている
まるでビバークでもしたかの様な形になっているけど
単純に雪の重みで曲げられた小枝が積雪で埋もれてしまったのだろう





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