迎え香
裾の広い赤城山を右手にチラチラ見ながら
渋川市に入ると とんがった山が現れた
あれが榛名富士と呼ばれる榛名山だと気付くまで時間は掛からなかった
もうすぐで伊香保温泉
お土産屋さんが立ち並び 賑わいのある一つの街を見て 関東圏なんだな〜と思う
チョコレートファクトリーって看板を見つけ娘達のテンションが上がってきた
明日もまた花見だけの予定だから行ってやるとするか
もうすぐ15時 予定通りに指定された宿の駐車場に入ると
すぐ目の前が今日お世話になる お宿玉樹
遠いので迎えに行きますと言われていたが
実際に迎えの車に乗ると 車幅と同じ狭さで急勾配の坂道
なるほど!! たしかに荷物を持って歩いたらシンドイは…
正面玄関は秘湯っぽさを感じる佇まい
暖簾をくぐると 狭いものの上がり板のある迎え畳に
お香を焚いて雰囲気抜群
靴を脱いで案内されるがままに進む通路は全て畳だ
はっぴを着た従業員さんが足を止めてまで いらっしゃいませと挨拶が続く
ロビーに着くと ガラス張りの先には中庭が和で作られている
チェックインの案内を待つまで 冷たい飲み物が通された
ゆずすい という
白濁した硝子の茶碗に 氷で冷やされた甘酸っぱいゆずが
すごく美味しい
BARカウンターもある ライトアップされたこの庭を見ながらの一杯は格別だろうな〜
ここまでの流れが好印象で雰囲気も最高なので
すごくワクワクしてる自分がいた
チェックインを済ませると 貸し浴衣を頼んでいたので案内される
女性陣は品定めに興奮気味
自分はイマイチセンスがないので上さん任せにした
部屋は2階でした
食事を支度する部屋の前を通ります
出入りが多いせいか 畳がヘタレているので赤いカーペットが敷かれてました
そんな側の部屋なので どうかと思ったのですが
榴（ざくろ）という間 立派です
10畳1間の部屋では狭かったので
10畳8畳5畳の3間続きを取りました
ホコリやゴミ 蜘蛛の巣 の気配もなく行き届いている和室
5畳の間から見える通りは 伊香保の石段の始まりの広場ですね
薄型テレビが2台 トイレもきれい 洗面所のアメニティーも女性狙い
お風呂は付いてない部屋でしたが マイナスイオン発生シャワーなるユニットがあります
冷蔵庫内もしっかり揃ってますね
中居さんにお茶を淹れてもらい茶菓子を頂きます
重になってるぞ
くらげ 昆布 桜 の器
てまりと言う食感がオモシロイ麩菓子のようなお菓子の器
宿のこんな茶菓子は初めてだ
露天風呂付きの高級部屋が多いこの宿は洗練されている
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