茅葺きそば
帰り道 地域的に分からないので 昼食の場所に悩んでいた
取り合えず13号線まで出て見るが田んぼだけだ
車2台で走っている為に連絡取りながらでは判断力に欠ける為
最初の店に入ろうとなり 直ぐに着いてしまった ナンタラ?観光センター
営業しているのか怪しい感じだが 車が止まっているので やっているのだろう
日本一手打そば と看板に書いてあった
ちょっと怯んで車から降りないでいると お袋達が食べる気満々で降りてきた
別な処を探そうかと聞いても 別にいいんじゃない?
とこう言う類いに来慣れているのか?
入り口に花地蔵と別看板もある 店内は骨董品?だらけ
釜飯器やら刺身用の舟盛りが大小ホコリが被っている
素人が描いた様なマゲを結った人の絵が高価だったり
3組の先客がいた 座敷に上がりたくないのでためらっていると
さすがお袋 さぁ入ってと先頭をきる
帰った客の片付けをしに来たオバさんは何の挨拶もない
しかも座り始めたテーブルにまだ片付かず残っているのに
誰もいないテーブルを先に片付けしてるって一体…
渋々座るとやっと いらっしゃいませ〜
何かが染み込んだ畳に汚れた座布団 茅葺きそば1200円を注文
まだ片付かず残っているテーブルに茅葺き屋根の形をした物がある
あれか? もしかして…
周りの壁に演歌歌手のポスターが並ぶ サインの色紙も多彩だ
中には細川たかし等 ご主人と有名大御所演歌歌手とのツーショット写真も飾られている
まさか ここに来たのか?
もしかして ここの蕎麦は隠れた名店なのか?
この染み込んだ畳の上に大御所が座ったのか? それが違う事は直ぐに気付いた
あるポスターのオジさん 若かりしき頃のご主人だろ〜 つう事はCDデビューしてたんだ
だから接点があったんださ
先客もいたので注文が届くまで30分は待たされただろうか
疑惑な壁に気を取られて あっという間に時間が過ぎてしまっていた
でた 茅葺き屋根が乗った箱が運ばれてくる
写真を撮ろうと待ち兼ねていたら
屋根が持って行かれてしまった
残ったのは古く味のある台に盛られた蕎麦と天ぷら 食欲が湧かない
数に限りがあるらしく 最後に運ばれた俺のだけ屋根が乗ったまま
写真を撮ると 頼んだ人は必ず写真を撮って帰るんですと嬉しそう
そんな蕎麦は普通に美味しかったが
これで客が来る事が1番凄いと思うお店でした
別な入り口に花笠地蔵と看板 どれが本当なんだか…
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