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ほっつき横丁.com/登山編

念願の沢を渡る

歩き始めから30分 段々と葉が色付き始めてきた
かえでは特に鮮やかで 時折木々が低く山間と青空と葉が一緒になる時は
つい立ち止まって見入ってしまう
この辺まで来ると 土と石っころの歩き易い道になる
そこからまた30分 もくもくと気持ちいい風に吹かれながら登ると
だいぶ登ってきたんだな〜と思うくらいの広大な景色が見れる

iphoneでARyama1000でも起動させれば山の名前も一発だけど
今日は機器いらずで 楽しみたい気分
また歩き始めてすぐ 水の流れる音が聞こえ出した 沢だ やっと着いた
話し声が掻き消されるようではなく 心地よい流れと通り抜ける風は一段とヒンヤリしていた
きれいな沢を見ると誰もが手を浸したくなるだろう
顔を洗うまではいかないが   冷たくて気持ちがいい
3箇所程に渡りロープが張ってあるが 最初のロープは安心して歩ける場所が少なく怖い
大きな岩を超えると滑津大滝のような 岩の上を流れるさまが見える
足元も湿っていたり苔が生えていたりと滑りそうで怖く
後ろにいるかみさんを気にしながら歩いていると 「どんっ」と自分が尻餅を付いた
恥ずかしいよりも ビックリしたのと後ろポケットに入れておいたカメラが心配でならなかった
近くの人が「今年はたくさん咲いてる」と花を見て楽しげだ
りんどうと言う花らしく 紫色をした蕾でどんな咲き方をするのか見当も付かない 

沢で汚れた靴を洗うと かみさんはポールの泥を落としていた
渡って終わりかと思っていた新湯沢は 思った以上に楽しませてくれたが
さっさと後にしてしまった
周りにご年配者も多く またペースが崩れると思ったからだが
本当は座ってゆっくりと水の揺らぎを聞いていたかったし
川用の胴長を持ってきて沢登りでもしたい衝動に駆られた

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