ガスに怯む
間も無く看板が現れた
峨々温泉にもつながってんだな〜
行った事ないし…あのレトロバスには乗りたいと思ったけどね
かもしか温泉への分岐点で若者3人グループが息をあげて着替え中
さぁ もうすぐだ
羚羊温泉の碑が建っているのを過ぎると湿地帯か?
道無き道をグチャグチャ歩いた
苔から流れ落ちる水の方がきれいだったので ボトルの水を入れ替える事にした
おっ 先に見えるは白く変色した岩場と湯けむり やっと来たね〜
温泉の香りのする沢がもう一本現れた
橋はないけど大股で跳び越えられるくらいだが 滑るので注意が必要だ
うっそうとした登りを越えるとがれ場がでてくる…もう少し
硫黄のガスが強く感じる
風は山から降りてきているので
まともに吸い込むのを避けて足場の悪い左側から登り始めた
柔らかい土に小さい岩がゴロゴロなので足元を崩しながら進む
かなり高いところまで登ってしまって 後は下るしかないのは ガスの心配よりはいいだろう
持ってきた酸素缶を手にすると
さっきの若者3人グループが平然とガスが噴き出している岩場を登ってきた
風は下から吹上に変わっていた
ガス中毒の先入観があった為か なんかチキンな俺…
遅れまいと崖したで頭上を気にしながら沈む法面を下った
ヤバッ 岩を崩し落石 下には若者3人グループ
焦ったあまりに音も立てず転がる岩を見て直ぐに言葉が出て来なかったが 落〜っ
まだ距離はあったものの 突然の出来事に一番近かった彼は怯んでいた
30cm丸とはいえ 当たれば大怪我
頭を下げる事しか出来ず 済みませんの言葉が出なかった ダメだな〜
気を改めて みんなが通り過ぎたのを確認してから下りた
危ないルートは避けて 待機するか引き返す事を考えなければと反省した
変色した岩の割れ目から噴き出す硫黄ガス
臭くもあり 温泉のいい匂いでもあり こんなところに温泉山小屋が昔あったなんて凄い
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