小熊出没
看板には通行止めが記してある
第二湿原までの道が遮断され その奥も通れない
あらかじめ下調べ済みだったが
通行可能な第一湿原まで15分で着く事から なんか物足りなさがある
ずっーとうねる砂利道を登ってゆく
高くそびえる木は 湿原だけあってブナ林だ
幹下に生える苔や 落ち葉の上を好んで歩くるるは匂い取りに夢中
紅葉が進んではいるけど 色がうすいと感じるのは
ここはまだ見頃じゃないという事だろうか
見終わって帰り足の方と こんにちは?と挨拶を交わす
クマ出没注意の看板前では るるを見て あっ小熊がいる?!
なるほどー真っ黒だから見えるわなー笑
通報されないようにしなくちゃな
木道に赤く葉を落とすモミジが 湿原に到着した事を教えてくれる
ナナカマドの実のところから 真っ直ぐに延びる木道
その木道の隙間が広くて何度も足を落とするる
振り向いてイチイチ見なくていいから ちゃんと歩きなよ 下はドロドロだよ
泥炭層が1.3Mもある上にミズゴケなどが分厚く生え
その上に高山植物が広がる湿原だ
5月から9月までは一面に花咲き乱れるというが
いま時期の草紅葉も色鮮やかで
山から吹き下ろしてヒヤッとする空気と開放感も堪らない
途中 腐った木道の修復工事で迂回道が作られていた
第二湿原もこの為に通行止めなのだろうか
山頂に被っていた雲も流れ栗駒山が見渡せた
やはり天辺の紅葉は終わったように見えた
第二湿原の通行止め解除されたら
どこまでも続く一本道を1日かけて歩くのもいいだろう
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