温泉行こうぜ
周りは家族キャンプ
野外に出て騒いでるのは我々だけだ
『そろそろ風呂いかね〜か？ 温泉タダなんだけど 広くて気持ちいいぞ』
間もなく21：00 駆け込み風呂の客が走ってゆく
「俺はシャワーでいいな」ってツマンネ〜し
残り火にまだまだ続く昔話は途切れることも無く 永い付き合いを物語る
やばっ もうすぐ22：00 シャワー室閉まっちまうぞ
さすがに金払ってまでシャワーでいいなんて考えるヤツは他にはいない
シャワー室は2室あった1人用と5〜6人一気用でもシャワーは1つ
なんて見てるうちに1人用取られたし
5分間100円だ それより早くしないと使用時間制限で閉じ込められて終わないかと心配だ
そして問題は電気のスイッチが見当たらない
たぶん100円入れると点くだろうとスタート って点かね〜し
熱いシャワーが頭から降り注ぐは見えないわ
とりあえずスッポンポンでシャワー室の外かべに電気のスイッチが無いか確認するがナイ
ヤツを呼んでも聞こえず しょうがない手探りで体を洗うしかない
シャンプーはたまたまリンスインだったから前後間違う事はなかったが
いい加減終わる頃に薄っすらと見えるようになってきた
実は天井に明かり窓があった為だ
すったもんだした割には100円のみで終わり ヤツよりも早く出てきた
ドタバタ話しを聞かせると 1人用は狭いしビッシャビシャだったそうだ
いや〜すっきりした 夜風が気持ちイイ
「そういえば お隣の風の草原で先着チケット順に明日熱気球に乗れるらしいぞ」
『試しに乗ってみたいな 』「先着順なら並ぶだろ〜」 『早起きして行かなきゃ』
『もちろんお前だろ オレ片付けあるし』「家族で並んでる中にオレ1人だけはありえね〜し」
熱気球におっさんマジトーク
テントの明かりも消えた23：00 静けさに話しするにも気が引ける
そろそろ寝るか 並ぶし・・・
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