機敏なオレ
ヤツのキャンプ歴は20年前のテント1つとフライパン1つが最終だろう
だから設備が整った使い勝手のいいのは初めてとなる
余りの道具の多さにナニをしたらいいのか分からないでいる様だ
手伝って貰いながらいつもの様に次々と
テント タープテントありとあらゆる物を組み立てていった
「そんなに機敏だったっけか？」
慌ただしく正確に短時間で出来上がってきたので ３年ぶりのオレが違う人に見えたのか
まぁ 単にいつもの流れだし 薄暗くなってきたから急いだだけなんだけどね
しかし暑い 汗だくで堪らん時には冷えたビールでしょ〜
なんとか道具も出し切ったし ここらで恵比寿
うぃ〜す やっぱ野外は旨い
火入れ式
晩飯はすっかりお任せしておいた
「肉を死ぬほど食いて〜」 とのご希望があったのでナニを作るかは分からない
まずは火を熾そう
ナラ材を1束と 着火用に蒲生海岸から枯れ枝と松ぼっくりを大量に確保していた
焚き火台に無造作に放り投げて着火
すげー威力だ 潮の香りがするカラッカラの枝は危険なほど燃える
やぶ蚊と戦いながら持ってきた甲斐はあった
これだけの火力でナラ材の方が持たなかったりして・・・
わざわざ買った着火材は無駄になってしまった
そこに10インチ ダッチオーブンをプレヒート
カンカンになったところに 見た事のない厚さ3cmの豚肉を投下
更に鶏モモと ジャガイモ ブロッコリーを入れた
それ洗ったのか？ と思う間に鉄蓋閉めやがった
そして上火を乗っけて40分待つんだそうで
『具材は見たけど どんな味がすんだか？』 「塩コショウでいいんだよ」
えっ そんだけ・・・
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